朱蒙(チュモン)スタッフによる「善徳女王」と「薯童謠(ソドンヨ)」の次時代を描いた歴史超大作!

「朱蒙(チュモン)」の最強のスフタッフが描く、百済の発展と衰退

09年、空前の連続高視聴率を叩き出し、この年の話題をさらった「善徳女王」。この作品で共同演出を担当したキム・グンホンが満を持して送り出したのが本作だ。「善徳女王」では新羅側から描かれた時代を、今度はその敵国、百済から描き直している。キム・ユシン率いる新羅軍5万の兵の前に倒れた百済5千の決死隊。それを指揮したケベクの名は「善徳女王」にも登場、新羅の大将軍キム・ユシンも彼を名将軍として称賛している。脚本には「朱蒙〔チュモン〕」「チェオクの剣」のチョン・ヒョンス。勝者ばかりが注目される歴史のなかで、滅びはしたものの700年近くも存続し、高度な文化を育んだ百済という国の発展と衰退の記録がここに繰り広げられる!

広大なスケールで再現された黄山伐(ファンサンボル)の戦い!

黄山伐で壮絶な戦死を遂げたケベク。5千の兵で5万の新羅軍に挑んだ話はあまりにも有名だ。この地で5度戦い、4度目まで勝利した百済軍は5度目の戦いでついに力尽きる。華城で撮影されたこのシーンにはケベク役のイ・ソジン、キム・ユシンを演じたパク・ソンウンら主要俳優陣のほか、200名を超えるエキストラが参加。撮影現場はまるで本物の戦場のように緊迫し、滅びゆく国の悲哀を感じさせたという。ケベク役にキャスティングされた時から辛いエンディングを想像していたというイ・ソジンも、このシーンは胸に迫ったと語る。

イ・ソジン「イ・サン」らトップスターたちの豪華共演でさらに盛り上がる野望の歴史

落日の百済を率いる将軍ケベクを演じたイ・ソジンは「チェオクの剣」で女心を強打、「イ・サン」で信念を貫く正祖を熱演、時代劇にこの人あり!と視聴者をうならせたカリスマ俳優だ。そのケベクが少年時代から思いを寄せるウンゴには映画『霜花店』でチョ・インソンを相手に迫真の演技を見せ絶賛されたソン・ジヒョ。ウィジャの計略によってケベクをあきらめ、徐々に豹変する姿を熱演している。彼女の運命を狂わせたウィジャには鬼才キム・ギドクの『悪い男』で高い評価を得たチョ・ジェヒョン。ケベクへの信頼と疑惑の間で揺れるウィジャ王の姿に演技派俳優としての自信がうかがえる。そのウィジャの命を狙う血も涙もないサテク妃を演じたオ・ヨンスはこれまでの清楚なイメージから脱皮。「赤と黒」で見せた内面に情熱を秘めた女性の部分と、冷酷で残忍な姿の二面性を見事に演じ分けてみせた。

オリコン・チャート1位を獲得したトップ・アイドル・グループT-araのヒョミンがケベツの妻役を熱演!

 “死ぬな、生きて帰れ!”と兵士らに呼びかけるケベク。だがその実、彼は戦いの前に自らの手で家族を皆殺しにしたと伝えられている。戦略を巡っていつまでも決断しないウィジャ王に痺れを切らしたケベクが負け戦になると判断、家に帰って妻と子どもを手に掛けたという。自分の死後、家族が辱めを受けることを案じたため、といわれているが、真実かどうかについては今でも議論が続いている。本作では、ケベクの妻チョヨンが自ら“殺さないなら自害する”とケベクに訴え、これを聞いたケベクはついに彼女を手に掛ける、と描かれている。ドラマでは後半までケベクが結婚しないため、一体だれがこの壮絶なシーンを演じるのかと視聴者をやきもきさせた。この最も重要なシーンを見事に演じたのは、日本デビューシングルがオリコン・ウィークリーチャート1位を獲得したスーパー・アイドル・グループ「T-ara」の人気メンバー、ヒョミン。ヒョミン演じるチョヨンは当初からこのドラマの重要な役割を担っており、ケベクの妻役と目されていた。チョヨン役の熱演が高く評価され、2011年度MBC演技大賞新人女優賞を受賞している。

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660年、黄山伐で5万の新羅軍を迎え撃つケベク率いる百済軍。その数わずか5千。
宿敵キム・ユシン率いる5万の連合軍に決死の覚悟で挑んだ百済軍は見事4度目の勝利を収める。
勇猛な百済の兵士たちにケベクが語りかけた言葉、それは…

必ず生きて帰れ・・・家族の元へ

時は遡り、612年。百済の第二妃、サテク妃は新羅出身のソンファ王妃とその息子ウィジャの命を狙っていた。野望のために手段を選ばないサテク妃はソンファ王妃と護衛将軍ムジンを反逆者に仕立て、ソンファ王妃は自害しムジンは臨月の妻と姿を消す。一人残されたウィジャは身を守るため、無能なふりをして生きることを決心する。
14年後、ムジンは息子ケベクと庶民として暮らしていた。そんなある日、サテク妃殺害未遂事件に巻き込まれたケベクは、これをきっかけに父の正体を知る。この事件を利用してウィジャを殺そうとするサテク妃の陰謀を知ったムジンは、ウィジャを守るため、自らウィジャに刺されて死ぬことを選んだ。混乱の中、新羅軍に捕まったケベクはウンゴへの思いと父を殺したウィジャへの恨みだけで生きていく。そんな中、百済と新羅の戦争にウィジャが参戦する。ケベクはウィジャへの復讐のため百済軍の陣地に忍び込むが、そこには愛するウンゴの姿が…。ウンゴの口から父の死の真相とサテク妃の陰謀を知らされたケベクは百済のために立ち上がる決心をする…。

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